当社の位置する伊那谷は、長野県の南部、南アルプスと中央アルプスに挟まれた自然豊かな地域です。面積の8割を占める森林からは、アカマツ、カラマツ、ヒノキといった針葉樹や、クリやナラ、サクラなどの広葉樹が生産されています。当社の社名は、カラマツ(larch)とアカマツ(pine)の意味です。
地域の森林で、地域の人々の手によって育まれ、伐り出された木。それらをもっと身近に、もっと気軽に、地域の皆様の暮らしの中に取り入れてもらいたい。そんな思いから当社では、伊那谷で生産された木を、DIYに使いやすい規格の木材として販売しています。
暮らしや仕事と森林が深く関わり合っていた60年ほど前まで、人々は森林から受ける恩恵や、森林(山)が時折見せる恐ろしさを、今よりもっと実感しながら暮らしていたものと思います。その後、私たちの社会や生活スタイルはその後大きく変わり、森林と関わる距離感も変化しました。今の私たちに合った森林との付き合い方を模索することは、私たちがこの伊那谷で豊かに安全に暮らし続けるために大切です。 当社は、地域材販売やコンサルティングなどを通して、地域の皆様と森林との関係が、安全で持続可能なものであるためのお手伝いをしたいと考えています。