伊那市富県で、カラマツの植栽作業をお手伝いさせていただきました。
お邪魔したのは、㈱クオリスさんの現場。松枯れ被害の拡大を防ぐためにアカマツ林を皆伐し、別の樹種を植え直す「樹種転換」を行っている場所です。アカマツ林は上伊那地域の景色をつくる代表的な森林ですが、松枯れが拡大している今、各地で樹種転換が進められています。
カラマツのコンテナ苗を決められた間隔で1本ずつ植えていく作業は、一見単純なようで、効率よくきちんと植えるにはコツがある、なかなか奥深い仕事でした。
快晴で気温も上がったこの日。日陰のない皆伐現場で一日作業を経験してみて、改めて、林業は根気と忍耐力が試される大変な仕事だと思いました。
でも、作業の合間にふと顔を上げると見える景色の素晴らしさ、時々吹き抜ける風の爽やかさは、ここで働かなければわからない、この仕事の醍醐味だろうとも感じました。
クオリスの皆さんは、社員同士のコミュニケーションを大事にしながら、明るく仕事をされているのが印象的でした。危険も伴う林業の現場だからこそ、ちょっとした気遣いや言葉がけを大事にされているのだろうと感じました。
お忙しい中、お仕事に参加させてくださったクオリスの皆様、ありがとうございました。
ラーチアンドパインではこれからも、地域の森林や林業、そこに関わる皆さんのリアルを発信していきたいと思います。